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突然、叔父が倒れた

まだ若いとされる年齢なのに

何の予兆もなく、くも膜下出血で逝ってしまった


連絡を受けて病院へ行った時には、人工呼吸器で生かされている状態だった

手術室には入ったが、手がつけられなくて現状維持

そのまま意識が戻ることなく、3日後に逝った

従姉妹(娘)達はその状態でも生かして欲しいと言っていた



わたしには母方の叔父が3人いる

長男は既に他界してしまって次男と三男がいた

その三男、わたしと年が近く、わたしが物心ついた時にはいつも叔父がいた

わたしの今までを全部知っているし、わたしも叔父が若い頃からの事を知っている

叔父が恋愛で悩み、1人こっそり泣いていた時に隣でアイスクリームを食べてニヤニヤしながら叔父の顔を見ていたのを強烈に覚えている


しょっちゅうケンカもしたし、一緒に泣いたし、一緒に笑った

叔父が人にわたしを紹介する時

「弟です」

と言った

お前は俺の弟だ、と言った叔父に、自分が末っ子なのが嫌なだけだろ、と言い返して取っ組み合いになった


わたしの節目節目にはいつも叔父がいた

「何かあったらいつでも言ってこい」

わたしに会うたびに叔父は言った



人工呼吸器をつけられている叔父が可哀想だった

(こんなの嫌だよねぇ…)

(何も心配しなくていいよ)

(もう楽になっていいよ)

従姉妹達の気持ちを他所に、わたしは叔父の腕をきつく握って心の中で語りかけた

翌日の早朝、叔父は逝った

呼吸器を外されて、寝ているような叔父を見ながら

(何かあったら誰に言えばいいんだろう)

漠然と考えていた


いつも叔父を呼ぶ時、叔父ちゃん、おいちゃん、名前を呼び捨てにしたりした

わたしを呼ぶときは必ず「助」がついた

『おい、うた助ぇ、うた助よぉ』


もうあの声は聞けないんだ




明日はお通夜

ちゃんとお礼を言って来なくちゃな…




兄ちゃん、ありがとう




















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