先週、雨の日の夜
オットと買い物した帰りに、通路の真ん中に紳士物の長財布を発見した
あれ?財布?
近づいて行くわたしの隣でオットが興奮し始める
「う、うーちゃん!だめだよ!」
「うーちゃん!踏切だし監視カメラあるって!」
「うーちゃん!!写ってるよ!」
「うーちゃん!!!やめた方がいいって!!」
この間、わたしは一言も発していない
交番行くよ
引き返すわたしの隣で強く頷くオット
交番へ入って、出て来た若い警官に、近くで財布を拾った事を告げる
「はい!ありがとうございます!じゃ、一緒に確認してください」
(なにを?)
警官は何の躊躇もなくガバッと財布を広げ、中の物を次々カウンターへ出していく
小銭と一万円札、クレジットカード数枚と免許証に保険証
(うげっ、個人情報揃いすぎ)
警官は3ヶ月以内に落とし主が現れなければ拾った人に渡される、その届け出をするか聞いてきた
いや、免許証、保険証まであるし早く返してあげて欲しいです
警官はホッとした顔をして
「ありがとうございました!足下悪いので気をつけてお帰りください!」
外まで見送ってくれた
上気した顔のオットと歩きながら、今頃、落とし主は青くなってるだろう、早く交番へたどり着くといいね、などと話した
ところでさぁ、拾った時、わたしがポッケないないすると思ったんでしょ?
「い、いや、あ、あの…カメラあるだろうしさ…ははっ、はははっ…」
ふん、ま、いいや
早く手元に戻るといいね
「うーちゃんて、交番にも怯まないよね」
なんで怯むんだよ?
「い、いや、普通少しは緊張すると…」
悪いことしてれば緊張するだろうさ
「そ、そうだよね!いやぁ、良かった、うん、良かったよ」
オットは、非日常に接すると異様に興奮する、落ち着けよ
どうなったかな
無事に手元に戻ったかな
カード会社とかに電話しまくったかな
自分の立場に置き換えたら、やっぱりパニックになるよ
わたしも気をつけよう、と今日の雨を見て思った
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